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児童、北浦の漁場見学 行方・麻生東小 ウナギの稚魚放流 茨城

北浦の漁場見学をする子どもたち
北浦の漁場見学をする子どもたち
水質自動監視所を興味深そうに見る子どもたち
水質自動監視所を興味深そうに見る子どもたち


地域の基幹産業である漁業への理解を深めてもらおうと、茨城県の行方市漁業振興協議会(会長・鈴木周也市長)は16日、同市立麻生東小(河野貞夫校長)の5年生を対象に水産業体験教室を開いた。子どもたち28人が4グループに分かれ、白浜漁港(同市白浜)から船に乗船し、北浦の漁場見学を行ったほか、ウナギの稚魚を15キロ放流した。きたうら広域漁業協同組合など協力。

児童たちは、同組合の事務所に隣接する白浜漁港から4隻に分かれて出港。水質自動監視所の周りや湖岸にあるヨシ帯などを見学して帰港した。また、ウナギの稚魚が入ったバケツを手に横一列に並び、岸壁から「大きくなってね」と放流した。初めて漁船に乗船した村山怜正(りょうせい)さんは「洋服がこんなにぬれるとは思っていなかったが、漁業のことが分かって良かった。今回、放流したウナギが大きくなったら食べてみたい」と笑顔を見せた。

鈴木市長は「北浦にはいろいろな生きものがおり、魚を捕って生活をしている人もいる。子どもたちには、魚とは・そこで働く人とは、を学んでほしい」とし、海老沢武美組合長は「ウナギの放流などを通して、生態系保全と次世代に水資源を受け継ぐ活動をしている。北浦の漁業を小学生たちに理解してもらえればいい」と期待した。



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