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現新2氏討論 ネットで配信 茨城・つくば市長選

つくば市長選のネット討論会に参加した五十嵐立青氏(右)と星田弘司氏=つくば市花室
つくば市長選のネット討論会に参加した五十嵐立青氏(右)と星田弘司氏=つくば市花室


茨城県つくば市長選の立候補予定者2人によるネット討論会が18日、同市内で開かれた。市民グループ「つくばネット討論会」が主催し、インターネットで生配信された。討論会には現職の五十嵐立青氏(46)と、元県議で新人の星田弘司氏(50)が参加。少子高齢化や産業拡大、財政などのテーマで意見を交わした。

少子高齢化への対策について、五十嵐氏は「自宅からバス停まで高齢者を運ぶパーソナルモビリティーのシェアリングを実現したい」と述べた。一方、星田氏は「出産一時金の上乗せや保育士の処遇改善、学校教育の充実など、市内で子育てしやすい環境を整える」と語った。

市内の産業拡大について、星田氏は「工業団地造成の可能性を探る。つくばのブランド力を生かせば世界的企業の誘致も可能だ」と説明。他方、五十嵐氏は「スタートアップ(新興企業)を支援する。外国人に対しても特例を用意し、起業しやすい環境を整える」と話した。

財政運営の質問で、五十嵐氏は「老朽化によって更新時期を迎えた公共施設は、複合機能を持たせるように建て替え、将来への負担を軽減する」と力説。星田氏は「ふるさと納税制度による収入を増やし、黒字分を市のサービスに転換する好循環を生み出したい」と主張した。



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