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《衆院選2024》終盤情勢 茨城3、6区激戦 1、5、7区 非自民先行



27日投開票の衆院選で共同通信社は20、21両日、電話世論調査を実施した。茨城新聞社が取材を加味し、茨城県内の終盤情勢を分析したところ、7選挙区のうち、3、6区で自民党と野党系候補が激しく競り合っている。1、5、7区は非自民候補がやや先行。2、4区は自民候補が安定した戦い。投票先を決めていない有権者が2割近くおり、投開票日までに情勢は変わる可能性がある。

1区は、無所属前職の福島伸享氏が先行し、自民前職の田所嘉徳氏が追う。福島氏はほぼ全ての年代で上回り、自民支持層にも食い込む。維新新人の武藤優子氏と共産新人の高橋誠一郎氏は伸び悩む。

2区は、前衆院議長で14選を目指す自民前職の額賀福志郎氏が大きくリード。選挙区全域、自民、公明支持層の7割を固めた。共産新人の川井宏子氏、維新新人の今村敏昭氏、無所属新人の大高伸一氏は苦戦。

3区は、自民前職の葉梨康弘氏と立民新人の梶岡博樹氏の接戦が続く。葉梨氏は公明支持層の7割を固め、梶岡氏は立民の8割、無党派層の4割弱に浸透。維新新人の橋口奈保氏、れいわ新人の加川裕美氏、共産新人の大内久美子氏は伸び悩む。

4区は、自民前職の梶山弘志氏が盤石。自民、公明支持層の約8割をまとめるなど全世代、全地域で支持を集める。維新新人の武藤博光氏、共産新人の吉田翔氏は苦しい戦い。

5区は、国民前職の浅野哲氏が一歩リード。自民前職の石川昭政氏が追い上げる。浅野氏は公明、無党派層の一部も取り込む。石川氏は自民の約6割をまとめている。共産新人の千葉達夫氏は広がりを欠く。

6区は、立民前職の青山大人氏と自民前職の国光文乃氏が激しく競り合う。大票田のつくば市、土浦市で激戦を展開。青山氏は無党派層の4割強に浸透している。共産新人の間宮美知子氏は苦しい戦い。

7区は、無所属新人の中村勇太氏がやや先行し、自民前職の永岡桂子氏が激しく追い上げ、差を縮める。中村氏は立民支持層の8割に加え、自民支持層の約3割を取り込む。永岡氏は自民支持層の5割強、公明の7割強の支持を集める。

電話調査は県内有権者の約4600人を対象に20、21日に行った。



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