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秋祭り、五穀豊穣に感謝 水戸・吉田神社 茨城

みこしは宮入りして20分ほど担がれた=水戸市宮内町の吉田神社
みこしは宮入りして20分ほど担がれた=水戸市宮内町の吉田神社


五穀豊穣(ほうじょう)に感謝する吉田神社(茨城県水戸市宮内町)の秋季例大祭が18日から3日間、旧下市地区で開かれた。みこしは氏子町内を回って御仮殿(おかりや)に1泊し、20日夕方に神社へ向かった。山車7台のおはやしが響く境内に、午後9時ごろに宮入りし、祭りの終わりを惜しむように20分ほど担がれた。

祭りは江戸後期から続くとされ、歴史や担い手の協力的な姿勢などが評価され、2016年に市の無形民俗文化財に指定された。

御仮殿は地区の3町内に輪番で用意し今年は本町に設けた。みこしは20日午後4時ごろに御仮殿をたち、4時間半ほどかけて神社を目指した。境内は一足先に山車が集まり、おはやしや滑稽な踊りでにぎやかに到着を待った。

みこしが宮入りすると、境内は担ぎ手や見物客でいっぱいに。参道を行きつ戻りつして担がれ、場内は音と人の熱気に包まれた。

同県ひたちなか市立美乃浜学園4年、大内蒼海さん(9)は「おはやしの音が好き。みこしが進まないところが面白い」と話した。



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