秋の風情 1万鉢が開花リレー 笠間で菊まつり開幕 茨城
菊花をめでる祭典「第117回笠間の菊まつり」が26日、茨城県笠間市笠間の笠間稲荷神社を主会場に開幕した。境内をはじめ、門前の通りや近くの市かさま歴史交流館井筒屋を含め、計約1万鉢の菊が開花のリレーをし、観光客に秋の風情を楽しませる。11月24日まで。
同まつりは市と同神社、商工団体が組織する「笠間の菊まつり連絡協議会」(会長・本間敬笠間観光協会長)の主催。明治40年代、日清、日露戦争後の人心を慰めるため、同神社が始めた祭典を受け継いでいる。
境内には立菊(たちぎく)や懸崖(けんがい)菊などのほか、菊人形もあり、大河ドラマ「光る君へ」にちなみ、紫式部と藤原道長が並ぶ作品などが目を引く。事務局によると、暑さの影響で開花が遅れ気味だが、流鏑馬(やぶさめ)がある11月3日には人出が見込まれる。