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《衆院選2024》立民茨城県連 「与野党伯仲の一歩」 



立憲民主党は、6区の青山大人氏が茨城県連としても初となる小選挙区勝利を果たした。県連代表代行で選対本部長の小沼巧氏は「一丸となって勝ち取れた。与野党伯仲につながる大きな一歩だ」と語った。

茨城県水戸市城東の県連事務所でテレビの開票速報を待った小沼氏は、午後9時9分に青山氏の当選確実が出ると、他の幹部らと立ち上がって拍手。「本当に良かった」と喜び、青山氏のポスターに花を付けた。

3区の候補は午後11時過ぎに落選が伝えられ、「(公認)2人の勝ち上がりを目指していた」と厳しい表情を見せつつ、「復活を信じる」と比例に期待した。

今回の選挙は、どのような支援が必要かなど「各陣営の要望に極力応え、一致団結することができた」と手応えを語った。

■維新、受け皿なれず

日本維新の会は北関東の小選挙区と比例を合わせ、最大5議席の獲得を狙った。県内小選挙区は1~4区に新人4人を擁立したが、前職の厚い壁に阻まれた。茨城維新の会の石井章代表は「兵庫県知事の問題が影響した」と分析し、「政治とカネの問題に対する批判の受け皿になれなかった」と悔しさをにじませた。

■6候補いずれも落選 共産

共産党県委員会は1~6区に候補者を擁立したが、議席獲得には至らなかった。野党共闘を図った前回の衆院選から一転し、厳しい戦いとなった。

党県委の上野高志委員長は「政党助成金をもらわない政党の姿で(他党と)差別化したかったが、(短期決戦となり)訴える期間が少なかった」と述べた。



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