《ひと》茨城・つくば市長選で3選した 五十嵐立青(いがらしたつお)さん
■市民との対話を重視
16年ぶりとなった一騎打ちの戦いを7024票差で制した。28日未明に開かれた祝勝会では支援者一人一人とがっちり握手。「相手候補に投じた皆さんの思いも受け止め、市政を進めたい」と、3期目へ向けて気持ちを引き締めた。
市議2期を経て34歳の時、初めて市長選に挑み、落選した。浪人中、政党から国政選挙や県議選への誘いもあったが、市民と一番近い場所にいる市長の職にやりがいを感じ、2016年の市長選で再挑戦、初当選を果たした。
「市民を守り、勇気づけられるのが市長。この2期8年は政策を実現することだけに注力してきた」と力説。市民や職員との対話を常に重視し、市政を運営してきたと振り返る。
今回の選挙戦では99項目の公約を掲げ、支持を訴えた。3期目の市政について「まずはすぐに公約の優先順位を決め、4年間の工程表を作る」と説明。「公約は市民との約束。決して紙切れで終わらせない」と力を込め、目玉につくばエクスプレス(TX)沿線での図書館整備や公共ライドシェアの推進、道の駅の設置検討などを挙げる。
小中高時代はサッカー、大学は少林寺拳法で体を鍛えたスポーツマン。近場の山登りとサイクリングが趣味で、公務の移動で自転車を使うことも。尊敬する偉人は名優、チャールズ・チャップリン。茨城県つくば市梅園。46歳。











