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京成電鉄 持ち株会社設立 バスやホテル 茨城県内事業傘下に

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京成電鉄(千葉県市川市)は1日、茨城県内のグループ事業を取りまとめる100%出資の中間持ち株会社「京成電鉄茨城ホールディングス」(HD、本社水戸市)を設立した。茨城県内の営業力、採用力を強化することなどが目的。2025年4月1日までに県内子会社の株式などを同HDに移管するほか、子会社のタクシー会社4社を吸収合併して商号変更することを予定している。

同HDは資本金1億円。県バス協会顧問で鉄道・バス・不動産事業などを営む関東鉄道(土浦市)の会長を務めた松上英一郎氏が社長に就任した。営業力や人材採用力を強めるほか、経営の一体化を図ることで変化に柔軟、迅速に対応する体制をつくる。

京成電鉄が保有する関東鉄道、筑波山でロープウエーなどを運行する筑波観光鉄道(つくば市)、水戸京成百貨店(水戸市)、京成ホテル(同)、京成友の会(同)の株式を同HDに移管する。

県内のタクシー会社の再編については、京成タクシー北相(取手市)、関鉄タクシー(守谷市)、関鉄水戸タクシー(水戸市)、関鉄ハイヤー(石岡市)を「京成タクシー茨城」とし、同HDの傘下とする。

京成電鉄は東京、千葉、茨城を中心とした事業エリアで、鉄道を中心に事業を多角的に展開。茨城県内では関東鉄道を9月1日付で完全子会社にするなど再編を進め、事業基盤の強化に力を入れている。



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