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豆力士、取組精いっぱい 鹿島神宮 成長願い奉納相撲 茨城

化粧まわしを締めた子どもたちの取組=鹿嶋市宮中
化粧まわしを締めた子どもたちの取組=鹿嶋市宮中


子どもの成長を願う鹿島神宮奉納相撲祭が3日、茨城県鹿嶋市宮中の鹿島神宮(東俊二郎宮司)で開かれた。0~10歳の豆力士24人が取組を行い、参拝客らが笑顔で見守り声援を送った。

相撲祭は、鹿島神宮の祭神・武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)と諏訪大社の祭神・建御名方神(たけみなかたのかみ)が、国譲りの時に行ったとされる力比べが起源。同市宮中の14地区が毎年輪番で豆力士を送り出す。

豆力士は鹿の絵などが刺しゅうされた化粧まわしを着け、本宮前の特設土俵に上がった。介添え役の大人に抱えられ、はにかんだり、泣き出したりする子もいたが、皆精いっぱいの取組を披露した。習わしで勝敗は決めず、全て引き分けとされる。検査役から「塩のまき方がよかった」と褒められ、再度行う子もいた。

息子の樹さん(2)が参加した、鹿嶋市の給前翔一郎さん(40)は「子どもの成長を願う儀式に参加できてよかった」とほほ笑んだ。



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