つくば国際スポーツセンター 破産手続き開始 負債約2億円 茨城
帝国データバンクつくば支店は8日、スポーツ施設維持管理のつくば国際スポーツセンター(茨城県つくば市)が水戸地裁土浦支部から破産手続き開始決定を受けたと発表した。10月25日付。負債は約2億円。
同社は1989年3月に設立。筑波研究学園都市にある国立開発研究法人や研究所などから、テニスコートの補修やゴルフ練習場の整備など修繕や維持管理を請け負っていた。また、不動産賃貸、太陽光発電による売電収入もあり、2016年12月期は年売上高約3億7000万円を計上した。
しかし、新型コロナウイルスでスポーツイベントが激減し業績が後退。関連会社の農業生産法人「ワールドファーム」(同)がコロナ禍により業務を縮小し、同社が貸し付けた約3億円が返済されないまま昨年10月に破産決定を受け、不良債権化。借入金の返済ができず事業継続を断念した。