土砂に埋まり男性窒息死 労働安全衛生法違反容疑、コンクリート会社と工場長書類送検 茨城・常総労基署
常総労働基準監督署は11日、労働安全衛生法違反(事業者の講ずべき措置等)の疑いで、コンクリート製品製造会社「丸栄コンクリート工業」(岐阜県羽島市)と同社茨城工場長の男性(53)を水戸地検下妻支部に書類送致した。
書類送検容疑は2月26日午後、茨城県常総市の同工場にある骨材ストックヤードで、男性従業員(53)=当時=に砂を落とす作業をさせた際、安全帯を使用させなかった疑い。ストックヤードは縦、横、高さ各5メートルの箱形で、底に排出ゲートにつながるホッパーを備えている。男性はヤード内に転落、土砂に埋まって窒息死した。同署は会社と工場長の認否を明らかにしていない。