茨城・守谷市長選立候補者の横顔(上から届け出順)
茨城県守谷市長選が10日告示され、いずれも無所属で、前市議で新人の渡辺秀一氏(52)、前市議で新人の梶岡香織氏(42)、現職の松丸修久氏(70)=公明推薦=が立候補した。3人の横顔を紹介する。
■渡辺秀一(わたなべひでかず)氏(52) 前市議 無新 公共バスの拡充訴え
公共バス整備を訴え、2月の守谷市議選で4度目の当選を果たした。高齢による免許返納が増え、買い物や病院に行けない市民を目にし、公共交通整備は喫緊の課題と捉えた。
ただ、本年度予算の施政方針を聞いて「公共バスの拡充が書いておらず、自分のマニフェストが達成できない」と感じた。問題解決に向け、市長選に挑戦する決断をした。
家業のガソリンスタンドを経営して30代で青年会議所と商工会に入り、まちづくりや地域活動に携わった。40歳の節目で「地域に恩返したい」と政治を志し、市議に初当選した。
「右肩上がりの守谷しか見たことがなかった」と守谷は発展し続けてきた。しかし、市の最新の総合計画は将来的な人口減を見込む。「希望を持っていた守谷が、違う守谷になってしまう」と危機感を持つ。「守谷の未来をともに創(つく)る」。今回のキャッチコピーに込めた思いだ。
ご当地グルメ「守谷将門がぶりメンチ」の生みの親を自任。子どもたちのソウルフードにするのが夢だ。母、妻、長女と暮らす。本町。
■梶岡香織(かじおかかおり氏(42) 前市議 無新 市民目線の行政強調
2月の守谷市議選に初出馬でトップ当選。市議を1年も務めないで市長選に立つことに批判もある。それでも決意は固い。「各地域、各世代から『どうにかしてほしい』との声を頂いた。その声を市政に反映させたい」と思いを強くする。
市議経験は重要でないと考える。むしろ「市政運営にプラスでない。しがらみがつく」と主張。「私はしがらみがない。市議経験が短いからこそ市民目線でやっていける」と自負する。市民視点を強調するのは現市政が「市民目線でなく、旧態依然の行政組織」と映るからだ。
地元地銀の常陽銀行に17年勤めた。朝早くに自宅を出て、夜遅くに帰宅する仕事漬けの日々だった。40歳で第1子の長女を授かった。育休期間中、守谷のさまざまな課題を耳にした。
銀行で上を目指す道もあったが、「民間の実績と経験を生かして新しい守谷の運営に携わりたい」と政治の道へ。「完全無所属の市民党」を掲げ、市民参加型まちづくりを目指す。
趣味の茶道が日常の喧噪(けんそう)を忘れさせてくれる。夫と長女の3人暮らし。松並青葉。
■松丸修久(まつまるのぶひさ)氏(70) 市長 無現 財源確保し夢実現へ
2016年から現職で2期8年、その前の16年は守谷町議・市議を務めた。
「政治は未来づくり」と説く。つくばエクスプレス開業(05年)に伴い、始発駅でもある守谷市は飛躍し続けてきた。ただ、今その「未来」は楽観できない。
「市の人口の伸びは鈍化。人口増加はなかなか難しいでのは」と感じている。市政運営に当たって「財源確保」を口酸っぱく言ってきた。「夢を語ることはいっぱいできるが、裏付けとなる財源確保が重要。財政規律を守った上で優先順位を付けないといけない」と市のリーダーとして選択を迫られてきた。
8年前、前市長が急きょ不出馬に。自身は後任探しを任されたが、後継は決まらず。「先達が築いた守谷を守りたい」と自ら市長選に立ち、当選した。
新たな財源策として、土地区画整理事業やプロ野球ヤクルトの2軍施設計画を当て込み、将来世代に残す。もう一つ残したいのが緑豊かな守谷の街並みだ。「自然は癒やしになり、共存すべきもの」。
妻と2人暮らし。多忙で「まちづくりを考えることが趣味化した」。野木崎。











