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焼き芋アイス味わって 鹿島中生考案の返礼品 Jリーグ来場者に販売 茨城・鹿嶋

「なめらか焼芋アイス」のチラシを配る生徒たち=鹿嶋市神向寺
「なめらか焼芋アイス」のチラシを配る生徒たち=鹿嶋市神向寺
なめらか焼芋アイス(鹿嶋市提供)
なめらか焼芋アイス(鹿嶋市提供)


茨城県鹿嶋市のふるさと納税返礼品として「なめらか焼芋アイス」を考案した市立鹿島中(同市宮中、坂上彰弘校長)の生徒たちが9日、同市神向寺の県立カシマサッカースタジアム周辺でPRを行った。スタジアム場外のメルカリロードにブースを設け、アイスや焼き芋などを販売した。生徒らはチラシ配りや呼び込みに力を入れた。1個税込み400円のアイスは、来場者の関心を引き、約3時間半で120個が完売する好評ぶりだった。

サッカー・J1鹿島アントラーズのホームタウンデイズ「鹿嶋の日」に合わせて実施した。

製品化にも協力した、焼き芋などを販売する「リカー&フーズひしや」(同市中)が販売し、同中2年の13人がボランティアとして参加した。

最初は、来場者への声かけに戸惑っていたが、徐々に慣れて「サツマイモとバニラアイスがマッチしていておいしいですよ」「いかがですか」と元気よく呼びかけた。また、場外を歩き回り、約500枚のチラシを配った。

考案メンバーの、市川未来さん(14)は「他の人にもいっぱい食べてほしい」と意気込み、岡田美海(みみ)さん(14)は「完売できて達成感がある。いろんな人に思いが伝えられた」と話した。嘉目圭吾(よしめけいご)さん(13)は「呼び込みは恥ずかしかった。アイスが売れてほしい」と期待した。

アイスを購入した同県東海村の鈴木優子さん(56)は「焼き芋のアイスは食べたことがない」と笑顔を見せた。

市ふるさと納税戦略室の担当者は「鹿嶋市のことを知ってもらう機会にしたい。子どもたちが郷土愛を育むきっかけになってほしい」と願った。

「なめらか焼芋アイス」は同市のふるさと納税返礼品として、10月末から受け付けを開始した。同じく鹿島中生が考案した「ひゃっこい冷凍焼芋1キロ&なめらか焼芋アイス」のセットは今月から受け付けている。来年は、焼き芋の食べ比べができるセットも販売する予定だ。



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