奥久慈旬の味求め 芋煮会に長蛇の列 茨城・常陸大宮
関東一の大鍋で作る茨城県常陸大宮市の「やまがた宿芋煮会」が16日、同市山方の神奉地コミュニティセンター裏特設会場で開かれた。湯気としょうゆの香りが漂う中、直径3.5メートルの大鍋で約1万人分の芋煮が調理され、奥久慈の旬の味を求める大勢の人で長い列ができた。
27回目の開催。今年は久慈川の護岸工事の影響で、会場の配置を変更した。鍋に投入した地元の食材は7種類。サトイモ690キロ、奥久慈しゃも肉80キロ、こんにゃく90キロ、ネギ70キロ、ゴボウ80キロ、干しシイタケ4キロ、芋がら11キロ。しょうゆ味でじっくりと2時間以上かけて煮込んだ。
2年連続で一番乗りを果たした同市、長岡工介さん(27)は「サトイモやこんにゃく、シイタケがとてもおいしい」と満足げ。後藤博史実行委員長は「昨年よりも時間をかけて煮込んだ。おいしく仕上がった」と話した。