名瀑と紅葉 観光客魅了 大子・袋田の滝 茨城
茨城県大子町袋田の袋田の滝で、紅葉が見頃を迎えている。高さ130メートル、4段の岩肌を豪快に流れ落ちる滝の水しぶきと、モミジやカエデ、イチョウ、ケヤキなどの紅葉が織りなすあや錦をまとった山々が、訪れた人々を魅了している。
今年は紅葉が例年より約1週間遅れて始まり、11月中旬に入って一気に色づいた(袋田観瀑(かんばく)事務所)。18日は県外のツアー客や外国人の姿も多く、滝全体を眺められる第2観瀑台の展望デッキは、写真を撮る観光客でにぎわった。
東京都内から友人らと訪れた伊藤久美子さん(60)は「紅葉がきれいだと聞いて初めて来た。景色が奥深くて素晴らしい」と感動した表情を見せた。
観瀑施設の村山康支配人は「まだモミジの紅葉がこれからの箇所もあり、今週いっぱいが見頃。異なるおもむきの夜のライトアップも楽しんでほしい」と話した。