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多世代交流施設が完成 地域の「たまり場」 12月1日オープン 茨城・ひたちなか

完成した多世代交流施設「みんなの居場所なかよし」=ひたちなか市馬渡
完成した多世代交流施設「みんなの居場所なかよし」=ひたちなか市馬渡


茨城県ひたちなか市馬渡に多世代交流施設「みんなの居場所なかよし」が完成し、幅広い世代が交流する地域の〝たまり場〟が復活する。12月1日にオープンする。

オープンを前に開所式が20日、同施設で開かれ、ボランティアスタッフや地元住民など計約100人が完成を祝った。同施設と同じ名称で、運営を担う一般社団法人の塚越猛代表理事は「ここに来た皆さんが絆を深め、元気で楽しく過ごせる居場所になればいい」とあいさつした。完成した施設は木造平屋建てで延べ床面積約150平方メートル。

同社団法人は、食品販売や喫茶サロンなど多彩な事業を行う地元の交流拠点として長年親しまれ、2023年に閉館した「くらし協同館なかよし」を運営していたNPO法人の元スタッフらが立ち上げた。

閉館後に地元住民から代替拠点を求める声が相次ぎ、同NPOの元理事長らが高齢者福祉施設を運営するソフト・ケア(同市)に相談し、同社が新たな施設を整備した。

元スタッフなどは4月に一般社団法人を設立して準備を進めてきた。新施設で約70人のボランティアが運営に当たる。認知症などの学習会や音楽会、読み聞かせなどの子育て支援をはじめ、幅広い世代が交流できる事業を企画する予定だ。

施設の運営責任者を担う同社団法人の高橋広子理事は「利用者やスタッフの声を聞きながら企画を実現したい」と意気込みを語った。



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