大震災想定し警備訓練 本部設置や救助対応確認 茨城県警
茨城県警の大震災総合警備訓練が25日、県警本部や県警察学校、県内全27署などで行われた。警察官らが災害発生時の本部を設置する動きや救助の対応を確認した。
訓練は、同県の県南地域を震源とする震度6強の地震が起き、建物倒壊などで多数の死傷者が出たという想定。同県茨城町上石崎の県警察学校では、機動隊ら20人が訓練に参加した。能登半島地震でも実際にあった倒壊家屋からの救出や、倒木の下敷きになった乗用車からの救助を訓練した。今回、同訓練で初めてドローンを活用。上空から見た倒壊家屋などの状況を指揮所と共有した。
訓練後は、滝沢幹滋本部長と県公安委員会の本間源基委員が、災害対応の資機材を視察。県警の本田淳一警備課長は「今後も各所属で練度を上げて災害対処能力の向上に努めたい」と語った。