新型コロナウイルスの無料検査事業を巡る詐欺事件で、茨城県警つくば署と県警捜査2課は26日、詐欺と有印私文書偽造・同行使の罪で起訴された助産師で同県つくば市、助産院経営、被告の女(51)が、現金計約4154万円をだまし取ったことを裏付けたと発表した。同課は認否を明らかにしていない。

同課によると、女は2022年9月30日から23年6月15日までの間、同院で実施したPCR検査の請求書を偽造して検査計3200件を実施したように装って県に提出し、計4回にわたって計約4154万円を自身が管理する預金口座に振り込ませ、だまし取ったとされる。

同課によると、単独での犯行とみられ、詐取した金は生活費や遊興費に充てていた。