うまい棒で「地上絵」 児童が完成に笑顔 大子・水郡線90周年 茨城
人気のお菓子「うまい棒」約5万2000本を使った「リスカの地上絵」が28日、茨城県大子町大子の町立だいご小(児童数201人)の校庭で完成した。30日と12月1日の2日間、同町で開かれる水郡線全線開通90周年記念イベントで、正式に披露される。この日は制作を企画した県職員らがイベント直前のリハーサルで地上絵を組み立てた。その後、全校児童が校庭に集まり、ドローンのカメラで完成した地上絵とともに記念撮影した。
地上絵は縦12メートル、横20メートル。味によって絵柄が異なる包装の「うまい棒」を貼り付けたパネル286枚で構成されている。制作には沿線の高校生や同県常陸大宮市、大子町の児童などが協力した。
だいご小2年の近藤旬祐さんは「みんな喜んでいたので、うれしかった。当日見に来たい」と話し、同6年の下重光生さんと岡野龍希さんは「一つ一つ丁寧に作られていて、すごい」「水郡線に対するみんなの思いが作品に込められている」と、それぞれ完成を喜んだ。
県企画室の峯英統室長は「完成した地上絵を大勢の人に見に来てほしい」と話した。