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《水郡線90年》列車の地上絵に歓声 大子でフェス 沿線グルメもにぎわう 茨城

上空から見た「リスカの地上絵」=大子町大子の町立だいご小校庭
上空から見た「リスカの地上絵」=大子町大子の町立だいご小校庭
熱気球体験で高さ約20メートルから「リスカの地上絵」を眺めた=大子町大子の町立だいご小
熱気球体験で高さ約20メートルから「リスカの地上絵」を眺めた=大子町大子の町立だいご小


JR水郡線全線開通90周年を祝う記念イベント「水郡線フェス」(NPO・まちの研究室主催、茨城県、大子町、県水郡線利用促進会議後援)が11月30日、同県大子町大子の常陸大子駅前の中心街で始まった。1日もさまざまな催しが行われる。

だいご小校庭では午前10時から熱気球体験が行われた。スナック菓子「うまい棒」約5万2000本を使って水郡線を走る列車と沿線の自然を描いた巨大絵「リスカの地上絵」を上空から眺め、搭乗者から歓声が上がった。同町の坂尾有加さん(32)は長男、優一さん(6)と体験。「水郡線はたくさんの人に愛されている。久しぶりに乗車し、懐かしい景色を車窓からも眺めたい」と話した。

イベントではこのほか、町文化福祉会館・まいんで同町出身の名字研究家、高信幸男さんが「水郡線の駅名にある名字」と題して講演。水郡線沿線の各市町村が薦める「沿線グルメフェス」や、高校生考案の駅弁を食べ比べる「水郡線駅弁コーナー」などもあり、多くの来場客でにぎわった。

熱気球搭乗体験は1日も行われ、午前9時半から定員約240人分の整理券を配布する。

JR東日本水郡線統括センターは同日、常陸大子駅構内を主会場に「水郡線統括センターまつり」を開く。主な内容はディーゼル機関車「DE10形」2両がそろう撮影会(18歳以上、1人2万円、定員計20人)、点検に使うレールスターの乗車体験(小学生以上、1組800円、定員計20組)、こども駅長制服撮影会、鉄道グッズ販売など。まいんではジャズコンサートや鉄道古物販売会、ヘッドマーク展示なども楽しめる。



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