ねぎサミット 水戸で開幕 全国の23産地集結 1日まで 茨城
全国23のブランド産地が一堂に集まる「全国ねぎサミット」(同実行委主催)が30日、茨城県水戸市泉町の市民会館や水戸芸術館広場周辺で開幕した。各産地の特色を生かした自慢のネギがずらりと並び、大勢の家族連れなどでにぎわった。同市開催は初めて。
サミットは全国各地で栽培されるネギの魅力を知ってもらおうと2010年、埼玉県深谷市で始まり13回目。茨城県内開催は13年に坂東市で実施して以来2回目となる。
会場では水戸市の「水戸の柔甘(やわらか)ねぎ」、常陸大宮市の「奥久慈ねぎ」、坂東市の「坂東ねぎ」など茨城県産のほか、京都府の「九条ねぎ」や千葉県の「矢切(やきり)ねぎ」「あじさいねぎ」などさまざまなネギが販売された。開幕から1時間後に売り切れる商品もあった。
各地の新鮮なネギを使った料理や伝統的な料理が味わえるコーナーが開設されたほか、「トヨタモビリティパーツ茨城支社」(水戸市)が水素の調理器でふっくら仕上げたネギを提供した。
家族3人で訪れた同市、会社員、須藤伸幸さん(32)は「珍しいネギもあり、きりたんぽなどのネギ料理もおいしかった」とイベントを満喫。事務局を務める水戸市農産振興課の担当者は「ネギ好きの人も、そうでない人も楽しんでほしい」と話した。
最終日の1日はレシピコンテスト「ねぎワングランプリ」の受賞作の試食会なども行われる。