1年間の汚れ払う 鹿島神宮で「すす払い」神事 茨城・鹿嶋
茨城県鹿嶋市宮中の鹿島神宮(東俊二郎宮司)で1日、毎年恒例の「すす払い」神事が行われた。神職らが本宮拝殿で1年間の汚れを払った。
すす払いは、新年を迎えるに当たり、社殿のすすを払う神事として古くから続く。例年は楼門で実施されることが多かったが、今年は修繕工事中のため、本宮拝殿で行った。
神職と巫女(みこ)計4人が、本宮前でおはらいを受けて拝礼。続いて本宮拝殿で、神職はヤマドリの羽根などを付けた長さ約4メートルの「オスス竹」を、巫女は「竹」を左右に揺らし、なでるようにすすやほこりを払い落とした。
禰宜(ねぎ)の橋本大さん(53)は「穏やかな年の瀬と新年となるよう、祈りを込めて清めた」と話した。