茨城アストロプラネッツの事業、都内のスポーツコンサルに譲渡 経営基盤や組織体制の強化図る 茨城県民球団
野球の独立リーグ球団、茨城アストロプラネッツ(AP)の管理運営事業会社、茨城県民球団(同県笠間市、山根将大社長)は3日、スポーツコンサルティングなどを手がけるケーダッシュセカンド(東京)に事業を譲渡したと発表した。2日付。球団の本拠・事務所や運営はこれまで通り継続されるとしている。
県民球団によると、譲渡は、球団の経営基盤や組織体制の強化を図るのが目的。2019年から運営してきたが、コロナ禍で減少した観客動員が回復せず経営は不安定だった。ケーダッシュはプロスポーツチームの運営なども手がけ、実績があるという。
市は2日、県民球団、グループ企業で飲食・農業事業を手がけるアドバンフォース社(山根社長)と結んでいた球団拠点の旧市立東中の利活用に関わる協定を、改めてケーダッシュと締結した。