プロ野球 ロッテ入団会見 茨城県勢、活躍誓う 一條(石岡市出身)頼れる投手に 立松(藤代高出身)1年目から勝負
プロ野球ロッテは4日、東京都新宿区のロッテ本社ビルで、今秋のドラフト会議で3位指名を受けた東洋大の一條力真投手=常総学院高、茨城県石岡市出身=や、同6位指名を受けた日本生命の立松由宇内野手=藤代高出身=ら新人9選手(育成指名3選手含む)の入団会見を行った。一條は「登板すれば必ず抑えるような信頼される投手になりたい」と話し、立松は「即戦力として、1年目からが勝負のつもりで頑張る」と力強く語った。
一條は190センチ、90キロの長身右腕。豪快に投げ下ろす最速153キロの直球を軸とする本格派で、鋭い変化球も投げ分ける。スカウトに最も評価されたのはフォークで「カウントも三振も取れる絶対的な球種だ」と誇る。
球団からはクローザーとしての活躍が期待され、「今のところは(抑えに)挑戦したいと思っている。防御率0点台の投手を目指したい」と意気込む。ロッテには常総学院高の5学年先輩で、今季主にリリーフとして51試合に登板した鈴木昭汰がいる。「目指すべき存在」として背中を追う。
立松は千葉県出身。藤代高から立正大に進み、社会人の強豪・日本生命でプレーし、強肩強打の内野手としてレギュラーに定着した。捕手もこなせる汎用(はんよう)性も魅力の一つだ。
25歳は今季の球団新人選手の中で最年長。ドラフト直後はプロの世界に飛び込むべきか揺れた。葛藤の中、相談の電話を入れた先は藤代高在籍当時の菊地一郎監督(現竜ケ崎二高教)だったという。「人生経験が豊富で、考え方を参考に自分の頭を整理できた」。地元球団のユニホームに袖を通すことが決まり、「実感は正直まだ湧かないが、早くグラウンドに立ちたい」と思いを語った。
背番号は一條が「41」、立松が「49」にそれぞれ決まった。吉井理人監督は「いろんな個性のあるマリーンズをつくっていきたい」と新人選手の活躍に期待を寄せた。
【PR】私が触れた「マジック」-木内幸男さんをしのんで (電子書籍)