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包丁で夫の首切り付け 殺人未遂容疑で妻逮捕 夫は死亡 茨城県警水戸署【まとめ】

夫殺人の疑いで妻が逮捕された事件で立入禁止のテープが張られた現場=水戸市文京2丁目
夫殺人の疑いで妻が逮捕された事件で立入禁止のテープが張られた現場=水戸市文京2丁目


6日午前7時50分ごろ、茨城県水戸市のアパートで、「夫を刺した」などと110番通報があった。駆け付けた県警水戸署員が居室内で同市、無職、男性(54)が床の上で血を流して倒れているのを見つけた。意識不明の状態で市内の病院に救急搬送されたが、約40分後に死亡が確認された。同署は殺人未遂の疑いで、無職の妻(51)を現行犯逮捕し、容疑を殺人に切り替え、詳しい経緯や動機を調べている。

逮捕容疑は、同7時40分ごろ、自宅アパートの居室内で、包丁で男性の首などを切りつけ、殺害しようとした疑い。同署によると、容疑を認めている。

同署や消防によると、女は現場へ駆け付けた署員に「包丁で切りつけた」と説明したという。居室内からは凶器とみられる包丁が見つかった。同署は司法解剖して死因を調べる。夫妻は大学生の長女との3人暮らしで、事件当時、長女も在宅していた。

捜査関係者によると、夫婦の間では以前からトラブルがあった。一家は数年前、新潟県から同市に移住し、今年に入って複数回、「仲が悪い」などと夫婦から同署に相談があったという。女は、夫の女性関係や仕事をしないことへ不満を募らせていたとみられる。男性の遺体には、首などに複数箇所の傷があったという。

現場は、茨城大水戸キャンパスの東側に隣接する住宅街。6日午後7時半ごろ、事件のあったアパートでは県警捜査員が玄関周辺を調べていた。近くに住む同大学生の男性(20)は「大学のそばでこんな事件があり怖い」と話した。近所に住む80代の女性は「この辺りは学生さんばかり。40年以上住んでいてこんな事件は初めてで驚いた」と不安な表情を見せた。

同8時50分ごろ、女は水戸署から県警牛久署への移送車に乗り込むと、報道陣を前に身体を折り曲げ、顔を伏せた。



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