特別支援校生の絵、チョコレートにプリント 茨城県庁で作品展 水戸
特別支援学校の生徒が描いた絵をチョコレートにプリントした作品の展覧会が、茨城県庁2階で開かれている。同県水戸市吉沼町で障害者支援施設「蛍(ほたる)」を運営する社会福祉法人清順会(沢畑清子理事長)が主催し、4回目。同展覧会は9日まで。
同会は県内の特別支援学校高等部の生徒を対象に、自由なテーマと画材で作品を募集した。その後、応募の絵画101点を蛍内にある「チョコレート工房ほたる」で16センチ四方のホワイトチョコレートにプリント。最優秀賞11点、優秀賞18点を選出した。
会場には全応募作品が展示されている。人物や動植物、乗り物、風景を題材に、水彩や色鉛筆、墨などを駆使して描かれ、いずれも個性があふれる。沢畑理事長は「子どもたちの良いところを伸ばしてあげたい。自分の絵が展示されることで活動の励みになるとうれしい」と願いを込めた。