職業体験通じキャラ 常総市 児童考案、4作品披露 茨城
小学生が職業体験を通じて考えたキャラクターのお披露目会が茨城県の常総市役所で開かれた。優秀賞と特別賞に選ばれた4作品のアイデアを、プロのイラストレーターらがデザインして完成。キャラのパネルが1日に公開された。表彰式も併せて開かれ、神達岳志市長が4人に賞状を手渡した。
同市とトレーディングカードゲーム(TCG)を活用した人材育成や教育支援事業を手がける「ギルドヒーローズ」(東京)が、8月に開いたワークショップでキャラが考案された。
小学生はパン店とジェラート店での仕事体験を通じ、それぞれの分野で活躍できるヒーローのようなキャラを考案。その中から優秀賞2点と特別賞2点が選ばれた。キャラは市のPRなどに活用されるほか、同社が展開するTCGにも採用される予定だ。
優秀賞を受賞した小学6年の山野井莉子さん(12)は、手から冷気を出して何でも冷やせるアイス屋という設定の「コールド・ウィンド」というキャラを作成した。山野井さんは「自分の考えたヒーローがこんなに格好よくなるとは思っていなかったので、うれしい」と感想を話した。