「男に刺された」と警察に虚偽申告 偽計業務妨害容疑で30歳男性書類送検 自分で背中にナイフ刺す 茨城県警
「刃物を持った男に刺された」とうその被害を申告し警察の業務を妨害したとして、茨城県警常総署と県警捜査一課は10日、偽計業務妨害の疑いで、同県常総市、無職、男性(30)を水戸地検下妻支部に書類送致した。
書類送検容疑は、7月17日午後5時20分ごろ、同市の自宅敷地内で通報を受けて駆け付けた警察官に「刃物を持った見知らぬ男に背中を刺された」とうその被害を申告し、業務を妨害した疑い。
当時、男性の背中にはペティナイフが刺さっており、男性の家族が119番通報した。同署などは殺人未遂事件として捜査していた。
同署によると、男性は自身で背中にナイフを刺したとみられる。男性の供述に一貫性がないことや、現場周囲の監視カメラに不審な人物が映っていなかったなどから詳しく事情を聞いたところ、うその被害申告を認めた。