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障害者スポーツ 普及へ意見交換 阿見で知事と対話 茨城

車いす利用者と意見交換する大井川和彦知事(中央)=阿見町阿見
車いす利用者と意見交換する大井川和彦知事(中央)=阿見町阿見


大井川和彦知事と茨城県民の対話集会「大井川知事と語ろう! 新しい茨城づくり」が10日、同県阿見町内で開かれた。座ってできるスポーツの普及を目指す「一般社団法人シッティングスポーツ協会」の関係者8人と、障害者のスポーツ参加を広める方法について意見を交わした。

同協会は、前身の「シッティングスポーツ研究会」(2010年発足)から17年に法人化。同町の県立医療大を拠点に車いすバスケなどの体験会や学校への出張教室、ボランティア育成を通じ、障害者スポーツの普及と振興を図っている。

大井川知事は車いすに乗車してパスやスローを体験し、「思ったより軽く、操作性が高い」と実感を口にした。同協会の活動を説明した橘香織事務局長は「発足した頃は当事者と家族で10人くらいの小さな集まりだった」と振り返りつつ、当事者で活動を知らない人も多く「パラスポーツを始めるまでのハードルはまだ高い」と訴えた。

大井川知事は「障害者スポーツの枠を超えて健常者とスポーツを楽しむ場を提供しており、非常に意義のある活動。同様の取り組みが各所で増えていくことを期待している」と述べた。



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