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茨城県産野菜を子どもたちに 冬休みに向けて贈呈 JA茨城園芸事業研

生産者が育てたハクサイとサツマイモが手渡された贈呈式=茨城町下土師高山
生産者が育てたハクサイとサツマイモが手渡された贈呈式=茨城町下土師高山


学校給食のない冬休みを前に、子どもたちを食で支援しようと、JAグループ茨城園芸事業研究会は11日、茨城県茨城町下土師高山のJA全農いばらきで、無料塾で学ぶ子どもや家庭に食料を届ける「子ども応援プロジェクト」の実施団体、NPO法人フードバンク茨城水戸支部(水戸市)など2団体に県産野菜を贈った。

ほかに贈呈を受けたのは、協同組合などで構成する団体「協同組合ネットいばらき」(同)。贈呈式で、同研究会の大森泰参与(55)から2団体にJA北つくば、常総ひかり、茨城むつみで生産したハクサイ計420玉とJA水戸産のかんしょ約840本を贈った。大森参与は「生産者の思いを感じてもらいながら食べてほしい」と述べた。

野菜を受け取ったフードバンク水戸支部の山下潤子さん(66)は「支援を長く続けていきたい」、協同組合ネット副幹事長、井坂寛さん(60)は「母子家庭など貧困家庭が非常に増えている。野菜とともに、皆さまの温かな心を届けたい」と謝辞を述べた。

贈呈された野菜は、缶詰などほかの食料と一緒に荷造りされ、就学援助を受けている計423世帯に届けられる。



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