茨城県ひたちなか市東大島の住宅で10日、住人の職業不詳、男性(74)が血を流して死亡していた事件で、男性方に不法に侵入したとして逮捕された男が、通報前に玄関から複数回出入りしていたことが12日、捜査関係者への取材で分かった。県警は男が何らかの事情を知っているとみて調べている。

住居侵入の疑いで逮捕されたいずれも自称で同県水戸市、アルバイト従業員、男(68)は、男性と知人関係だった。捜査関係者によると、男は三瓶さんに玄関から招き入れられた後、複数回出入りした様子が玄関近くのモニターに映っていた。近くの駐車場で車に乗り込む姿を目撃した人もいたという。「借金返済のために訪問していた」という趣旨の話をしている。

男は12日午前10時半ごろ、県警ひたちなか署から水戸地検に送致された。県警は同日、男性の死因について、司法解剖の結果、首や腹部の刺創による出血性ショックと判明したと発表した。