スマートIC 来春開通 圏央道、名称「つくば西」に 茨城
茨城県つくば市とNEXCO東日本関東支社は13日、同市島名の首都圏中央連絡自動車道(圏央道)で整備しているスマートインターチェンジ(IC)について、名称を「つくば西スマートインターチェンジ」とし、来年春に開通すると発表した。周辺地域の活性化や利便性向上などが期待できるという。
つくば西スマートICは常総-つくば中央IC間に整備され、2021年8月から工事が行われている。事業費は34億円。自動料金収受システム(ETC)搭載車専用で、内回りは県道つくば真岡バイパス、外回りは県道土浦坂東線に接続する。
常総-つくば中央IC間の距離は約11キロで、圏央道の中で2番目に長い区間。つくば西スマートICは常総ICからつくば方面約7キロに位置。開通後はつくば市西部地区へのアクセスが向上するほか、周辺にある土地区画整理事業地への商業施設誘致などが期待される。
常総ICは鬼怒川、小貝川の浸水想定区域にあることから、水害が発生した場合はつくば西スマートICから緊急物資を迅速に運べるメリットもある。