茨城町産ニンジン 基準値7倍超えの殺虫剤検出 県「健康に及ぼす可能性極めて低い」
茨城県は15日、同県茨城町内の農家1軒が生産したニンジンから、食品衛生法の残留基準値の6倍となる殺虫剤「アセフェート」(1キログラム当たり0.06ミリグラム)と同7倍となる同「メタミドホス」(同0.07ミリグラム)が検出されたと発表した。
ニンジンは1~13日、JA全農いばらきが運営する農産物直売所「ポケットファームどきどき茨城町店」(茨城町下土師)で8袋販売された。委託先の抜き取り残留農薬試験検査で両殺虫剤が検出され13日、県に連絡があった。県中央保健所が15日に販売先に回収を命じた。
県食の安全対策室は「食べても健康に及ぼす可能性は極めて低い」としている。