ニセ電話詐欺 土浦の79歳女性2600万円被害 茨城県警
茨城県警は18日、同県土浦市、無職、女性(79)が、日本ネットワークセキュリティ協会職員を名乗る男らに現金約2600万円をだまし取られたと発表した。県警はニセ電話詐欺として捜査している。
県警組織犯罪対策1課によると、11月7日、女性の携帯電話に「利用料金についてお伝えしたいことがある」などとメッセージが届いた。女性が記載された番号に電話をかけたところ、協会職員を名乗る男から「あなたの携帯電話がランサムウエアに感染している」「保険金の600万円を支払えば補償される」などと言われた。さらに別の男から「有料アプリの会社側の弁護士が裁判で2000万円をあなたに請求する予定」などと連絡があり、女性は同日から今月13日までの間、計85回にわたって指定された口座に計約2600万円を振り込み、だまし取られた。
振込先は16口座あり、名義人が全て異なっていたことから、女性が不審に思い、県警土浦署に相談し、発覚した。