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壁画「高校生の四季」 日立二高美術部 塗料店倉庫に作品 茨城

壁画を描いた日立二高美術部の生徒たち=日立市会瀬町
壁画を描いた日立二高美術部の生徒たち=日立市会瀬町


茨城県立日立二高(同県日立市鹿島町)の美術部員たちが、同市会瀬町の塗料販売店「日興」(中山泰志社長)の倉庫を使って幅約15メートルの壁画を完成させた。「高校生の四季」をテーマに色鮮やかに描いた作品が街に彩りを添え、道行く人を楽しませている。

塗装に親しんでもらおうと同社が近隣の子どもたちを招いて絵を描いてもらう恒例企画。今回初めて高校生が作品を手がけた。美術部の生徒6人は10月下旬以降、放課後に20回ほど足を運び、同社員の助言を受けながら外装用塗料で描き進めてきた。

季節ごとの四つの絵をつなぎ合わせたデザインで、生徒たちは刷毛(はけ)やローラーを駆使。季節の花々や美しいグラデーションの夕暮れなどを背景に、歩を進める高校生の足やスクールバッグを描き、かわいらしい雰囲気に仕上げた。

完成日の13日は、「けやき通り」に面した壁画に部員それぞれが署名。部長の柚月はなさん(16)は「お互いにカバーし合いながら取り組めた。期待以上の出来栄えで、見る人が明るい気持ちになってくれるといい」と話した。



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