年末年始も安全な船旅を 大洗でフェリー点検 海保・運輸支局 茨城
年末年始の安全な航海のため、茨城海保と茨城運輸支局は23日、茨城県大洗町港中央の大洗港に停泊している客船の船内を巡回し、救命設備の点検や不審物の有無を念入りにチェックした。
職員21人は3班に分かれ、商船三井フェリー「さんふらわあ ふらの」の各階で、救命胴衣や消防設備、客室に不審物がないかを見て回った。操舵(そうだ)室では航行や点検の記録をつづった法定書類に確認した。
茨城海保の年末年始の特別警戒は10日から来年1月10日まで続く。期間中は旅客ターミナルやカーフェリーなどを回って警戒に当たるほか、事業者に対して安全な運航を指導する。
遠山良和同海保部長は点検後、指導事項はなかったとし、「これから多くの人が利用する。船舶事故や(船内で)犯罪が起きないよう、国の機関が連携して取り組んでいく」と強調した。