インフル警報発令 茨城県内全域 患者数、前週の2.5倍に急増
茨城県内でインフルエンザの1週間の患者報告数が定点当たり30人を超えたとして、県は27日までに、県内全域に流行警報を発令した。発令は2シーズン連続。50人超の土浦保健所など六つの保健所管内が警報レベルとなっている。
県感染症対策室によると、16~22日の週に35.79人に達した。前週は14.20人となり県内全域に注意報を発令したが、一気に2.5倍に拡大した。
県内10カ所の保健所別は土浦の56.91人が最も多く、古河が46.40人、日立が42.82人、竜ケ崎が41.31人、潮来が40.54人、つくばが35.07人と続く。ひたちなか、水戸市、筑西はいずれも20人台で中央の5.00人が最も少ない。
同室は「手洗いの励行、場面に応じたマスクの着用や咳エチケットの実践、予防接種などの感染予防をお願いしたい」と呼びかけている。