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東関道水戸線 26年度全線開通 北浦-鉾田IC間先行 茨城



東関東自動車道(東関道)水戸線で整備が進められている茨城県内の潮来インターチェンジ(IC)-鉾田IC間が2026年度に完成し、同線は全線開通する見通しとなった。同区間内の北浦(仮称)-鉾田両IC間は同年度半ばの先行開通を目指す。国交省関東地方整備局常総国道事務所が28日までに示した。

同局によると、15年度から全区間で工事が進み、交差道路の跨道橋(こどうきょう)などの工事はおおむね完了。電力線など92カ所の支障物件は残り24カ所となった。

これまで全線開通時期は25~26年度とされていたが、用地の明け渡しが順調な場合、26年度となる見通しが示された。北浦(仮称)-鉾田両IC間7.9キロは前倒しで同年半ばの開通となる見込み。用地取得率は97%で、引き渡されていない箇所が一部あるものの、「現段階で計画を変更する状況ではない」(同事務所)という。

事業費については建設資材価格や労務費の高騰、現場条件の変更などにより、現行の1760億円から340億円増え、2100億円程度となる見込み。

このほか麻生(仮称)ICの北側約2.5キロに設置予定となっている行方パーキングエリア(仮称、PA)付近の南北約3キロは、暫定2車線の計画から合流部での速度低下の解消や通行の安全性を考慮し、4車線とする計画に変更した。25年9月に用地交渉を始め、順次用地買収に着手するという。

東関東道水戸線は常磐道三郷ジャンクション(JCT)=埼玉県三郷市=を起点に、北関東道茨城町JCTを結ぶ延長約143キロの高速道路。現在までに開通しているのは潮来IC以南と鉾田IC-茨城町JCT間で、両IC間の延長30.9キロが未整備区間となっている。



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