「感謝市」にぎわう 正月用食材ずらり 水戸公設市場 茨城
年の瀬を迎え、恒例の「市場年末感謝市」が29日、茨城県水戸市青柳町の水戸市公設地方卸売市場仲卸店舗と関連店舗で開かれ、正月料理用のマグロやカニ、タコ、数の子などの水産物を求める買い物客でにぎわった。
場内には、水産物の他、茨城県内産の野菜などが並び、購入を促す店主らの威勢の良い声が響いた。一般消費者に市場を開放する「感謝市」は、同市場協力会が毎年開催。今回は仲卸店舗に水産・青果20店、関連店舗に18店が軒を並べた。
水産物卸売業「魚清」の小松崎和孝社長(59)は「自分で食べておいしい物を提供している。カニなど正月料理を食べて一年の始まりを迎えてほしい」と強調、同県東海村から訪れた根本昇さん(93)は「孫たちが来るのでタコやカニなどを買った」と笑顔で話していた。感謝市は30日まで、午前9時から同11時まで開催される。