次の記事:学生「驚き」「楽しみ」 安全確保策に関心も 悠仁さま 筑波大合格 茨城 

白蛇伝説の特製御朱印 高萩八幡宮 地元書家ら描く 巳年にちなみ頒布 茨城

高萩八幡宮が頒布する御朱印を持つ同宮のみこ=高萩市安良川
高萩八幡宮が頒布する御朱印を持つ同宮のみこ=高萩市安良川
高萩八幡宮が頒布する御朱印=高萩市安良川
高萩八幡宮が頒布する御朱印=高萩市安良川


白蛇の伝説が残る高萩八幡宮(茨城県高萩市安良川)は1月1日から、新年の干支(えと)「巳(み)」にちなみ、特製の御朱印を頒布する。御朱印は、地元書家のしなやかな字と同市出身のアーティストが描いた迫力のある白蛇の絵を組み合わせて制作された。同宮は「白蛇は非常に縁起が良い。幸多き1年を送っていただけたら、うれしい」と話している。

同宮は985年に創建され、境内に多くの巨木がたたずむ。その中でも一際目を引く高さ約35メートル、幹周り約10メートルの「爺杉」は樹齢が千年を超えるとされ、国の天然記念物にも指定されている。この古木には息を止めて3周すると白蛇が現れ、願い事をかなえてくれるという伝説がある。

同宮の鈴木誠人禰宜(ねぎ)は巳年に合わせて、同伝説を生かし、高萩ゆかりの人で地域を盛り上げようと限定御朱印を企画。日展特選を2回受賞し、審査員も務めた地元の著名書家、鈴木赫鳳さんが御朱印に「奉拝 高萩八幡宮」としたためた。蛇のようなしなやかなさと力強さを意識したという。

一方、絵は服のデザインやイラストを手がける同市出身の遠藤大地さんが担当。縁起の良い日の出を背景に、どっしりと構える白蛇と早春に同宮を彩る河津桜などを表現した。

特製の御朱印は25年末までの頒布で、予定数がなくなり次第終了。初穂料は800円。また、爺杉に絡まる白蛇を描いた御朱印(800円)も頒布している。このほか、蛇のうろこをイメージしたお守り(千円)や本物の白蛇の抜け殻を使用したカード型のお守り(800円)も新たに用意した。

鈴木禰宜は「現在爺杉は弱っていて近づくことはできないが、白蛇の石像も置かれている。巳年なので、足を運んでもらい、神社の歴史や伝説について知ってもらえたらうれしい」と話した。



最近の記事

茨城の求人情報

全国・世界のニュース