次の記事:学生「驚き」「楽しみ」 安全確保策に関心も 悠仁さま 筑波大合格 茨城 

《茨城っ子 バンザイ!》鹿島ユースけん引 大貫琉偉さん(16) 鹿嶋市

鹿島アントラーズユースを引っ張る大貫琉偉さん=神奈川県立保土ヶ谷公園サッカー場
鹿島アントラーズユースを引っ張る大貫琉偉さん=神奈川県立保土ヶ谷公園サッカー場


■日本代表ボランチに

サッカー・J1鹿島アントラーズの下部組織、ユース(高校生世代)で1年生ながらチームを引っ張る大貫琉偉(るい)さん(16)。「鹿島でプロになり、いつか日本代表や海外でも活躍したい」と大きな目標を掲げる。

茨城県鉾田市出身。小1から青柳EFCスポーツ少年団でサッカーを始めた。小4からは鹿島に入り、ジュニア、ジュニアユース、ユースと各カテゴリーを順調に上がり、現在は同県鹿嶋市内でサッカー漬けの寮生活だ。

ポジションはボランチ。ピッチ全体を見渡し、走りきるスタミナに評価が高く、スペースへのスプリント力も光る。相手エースの特徴を打ち消す動きにも自信がある。

そうした力が認められ、高校生世代の国内トップチームが集うプレミアリーグEASTに参戦するチームのレギュラーに抜てきされ、第3節以降はほぼスタメン入りを続けた。昨年11月にはU-16(16歳以下)日本代表候補合宿にも呼ばれ、存在感を示した。

ただ、今回の「代表入り」には、うれしさと同時に悔しさも入り交じっていた。既に鹿島ユースからは吉田湊海、福岡勇和の両選手が年代別の代表入りを果たしており、「先に行かれている」と感じていたからだ。「これからはずっと代表に呼ばれ続けたい」と燃えている。

成長への課題は明確だ。昨季のプレミアリーグEASTでは無得点のままに終わり、優勝を逃した。「シュートが打てる時に打てなかった」と反省した。

代表合宿では、次のプレーの選択肢を考えながらの、ボールの受け方を学んだ。「ボランチの多様性を学んだ合宿だった。守備だけでは駄目。点を取って、チームを勝たせるボランチにならないといけない」と2025年の目標をはっきりと語った。



最近の記事

茨城の求人情報

全国・世界のニュース