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《茨城っ子 バンザイ!》小学女子サッカー全国大会出場 東小沢FCバンビーナネクスト 日立市

ナンバーワンを目指す東小沢FCバンビーナネクストの選手たち=水戸市下国井町
ナンバーワンを目指す東小沢FCバンビーナネクストの選手たち=水戸市下国井町


■優勝へイレブン一丸

照明下のグラウンドに元気のいい声が響く。「諦めるな」「打て打て」。小中学生が額に汗を光らせ、ボールを追う。

茨城県日立市に拠点を置く女子サッカーチーム「東小沢FCバンビーナ」。12歳以下のチーム「ネクスト」は昨夏の北関東チャンピオンシップで優勝し、滋賀県で2月に開催される全国大会「びわ湖カップなでしこサッカー大会」に2年ぶりに出場する。

個人技術に優れた選手が多く、それぞれ複数のポジションをこなす万能性も備える。副主将の広瀬心音さん(12)は「個性豊かで、とにかく仲が良いチーム」と強みを語る。

チームとして通算5度目の出場となる全国大会には32チームが参加。同じく副主将の照沼心梨さん(11)は「大舞台を楽しみたい」と話し、主将の津村弥織さん(12)は「全員でまとまって戦い優勝を目指す」と意気込む。

東小沢FCには12歳以下と15歳以下、18歳以上(フットサル)の三つのカテゴリーがあり、現在は県北・県央地域を中心に約50人が所属。練習は日立市や同県東海村、ひたちなか市、水戸市周辺で行う。県北地域で唯一の女子チームとして、目指すのは女子選手の「オアシス」的存在だ。近年は普及活動や地域貢献にも力を入れてきた。

クラブ創設は2003年。最初は日立市立東小沢小の子どもで結成した小さなチームだったが、地道に選手強化を進め、県内大会で通算15回の優勝を誇る強豪へ成長した。拠点だった同小は児童数の減少で昨春に閉校となったが、地域のシンボルとして今後も「東小沢」の名は残すという。

広原啓二代表は「大会では常に主役候補になり、特別な経験を積める女子サッカーの受け皿であり続けたい」と話す。



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