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絵画や陶芸、善意の151点 3日まで展示即売 茨城・水戸

第50回チャリティー著名人色紙・作品展で、じっくりと作品を吟味する来場者ら=水戸市泉町
第50回チャリティー著名人色紙・作品展で、じっくりと作品を吟味する来場者ら=水戸市泉町


茨城県ゆかりの芸術家が寄せた善意の作品を展示、即売する新春恒例企画「チャリティー著名人色紙・作品展」(茨城新聞社主催)が2日、同県水戸市泉町の京成百貨店7階催事場で開幕した。作家132人による絵画や陶芸、書、彫刻など151点が展示され、多くの美術愛好家らでにぎわった。3日まで。

同展は1976年に「政財会・文化人吉書展」として初めて開催。毎年正月に開かれてきたが、第50回の今展を節目に事業を終了する。売上金の一部は茨城新聞文化福祉事業団を通して、社会福祉や文化振興のために役立てられる。

日本芸術院会員の彫刻家の能島征二さんや日本画家の那波多目功一さん、書家の吉澤鐵之さん、昨年12月に亡くなった洋画家の田中良さんなど、芸術界をけん引する重鎮をはじめ、個性あふれる作品が一堂に集まった。

初売りの買い物客や美術愛好家などが訪れ、開場後すぐに売れてしまう作品もあった。来場者は目当ての作家の作品に駆け付け家族で感想を話し合ったり、じっくりと吟味しながら会場を回ったり、思い思いに買い物を楽しんだ。

洋画を2枚購入した水戸市の女性は「何を買おうか迷っているとすぐに売れてしまう。毎年楽しみにしている人も多いので、なくなってしまうのは寂しい」と惜しんだ。

最終日の3日は、午前10時半から午後5時まで開かれる予定。



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