福袋求め大勢の客 新春恒例「初売り」 水戸・京成百貨店 茨城
新春恒例の「初売り」が2日始まった。茨城県水戸市泉町1丁目の京成百貨店には朝から大勢の客が行列をつくり、店頭に並べられた目当ての福袋やセール品を次々と買い求めた。
同店によると、用意した福袋は438種類1万449点。このうちオンラインや整理券配布の事前予約と抽選型を除く206種類4487点が当日売りとして、地下1階食品売り場などに並べられた。
午前10時の開店前に1278人が並んだ。開店とともに店に入り、店員の「福袋は残りがある限りです」とのかけ声が響く中、洋菓子メーカーのショップなどに駆け寄って人気の商品を購入する姿が見られた。
コロナ禍を機に2022年に始めたオンライン注文の福袋は、同店7階でスムーズに引き換えが行われた。水戸市に帰省中の東京都港区、会社員、高橋智将さん(34)は「事前予約は楽でいい」と、目的の商品を手に笑顔で話した。同じく帰省中の同中野区、派遣社員、薗部由美子さん(49)は「予約なしで買う方がわくわく感があった」と語った。
同店営業政策部主任の寺島輝さん(32)は「例年並みの人出。初売り後も続くイベントで客足を伸ばし、1年間の売り上げを順調に伸ばしていきたい」と期待を込めた。