こがにゃんこ限定御朱印 古河・頼政神社 ご当地キャラ描く 茨城
茨城県古河市錦町の頼政神社と同市の非公認ご当地キャラ「こがにゃんこ」が手を組み、キャラがデザインされた限定御朱印と、旧古河城の御城印付きの御朱印を作った。同神社が販売し、売り上げの一部は古くなった鳥居の修理や境内の維持費に充てる。キャラの作者で同市出身のデザイナー、小太刀御禄さんは「市内でも由緒のある神社をもっと多くの人に知ってもらい、親しみを感じてもらえたらうれしい」と話している。
同神社は、平安末期の武将、源頼政(1104~1180年)を祭る。頼政が死去した、以仁王の挙兵にまつわる伝承がある。江戸初期の1649年に旧古河城内に造営。1912(大正元)年の渡良瀬川改修工事に伴い、今の場所に移転された。
こがにゃんこは「雪の殿さま」として知られる古河藩主、土井利位(としつら)と家老の鷹見泉石をかたどったネコ型のキャラクター。2014年の発表から10周年に当たる。
限定御朱印には、頼政をイメージした「みなもとのよりゅ政(まさ)」の印が押されている。税込み600円。御城印付き御朱印は利位、泉石をそれぞれかたどった定番の「どいしゃむ位(つら)」「たかみにゃん石(せき)」を含めて3匹がそろうデザインで、同1200円。
宮司の福知智津子さん(51)によると、鳥居の修理のほか境内にある木の伐採や土止めが必要で、現在300万円を目標に寄付を募っている。
福知さんは「文武両道や家内安全に御利益があるので、ぜひ参拝してよい一年を過ごしてほしい。『こがにゃんこ』との関係も長く続けたい」と話した。
参道入り口脇の社務所で販売。問い合わせは同神社(電)0280(22)5641。