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成長へ挑戦と結束訴え 仕事始め 茨城県内企業トップが所感

仕事始めで年頭のあいさつをする県信用組合の渡辺武理事長=水戸市大町
仕事始めで年頭のあいさつをする県信用組合の渡辺武理事長=水戸市大町
新年のあいさつをする関東鉄道の登嶋進社長=土浦市卸町
新年のあいさつをする関東鉄道の登嶋進社長=土浦市卸町


茨城県内関連の多くの企業・団体が6日、仕事始めを迎えた。物価高や世界での紛争、政権交代といった状況の変化の中、厳しい経済情勢が続く。成長を目指す県内主要企業などのトップからは、年頭所感で期待の声や挑戦への意欲の言葉が聞かれた。

■節目に一丸

7月に創立90周年を迎える常陽銀行(茨城県水戸市)の秋野哲也頭取は「当行は長い歴史の中でお客さまに支えられ、地域と共に発展してきた。これからも必要とされるよう最大限の力を発揮してほしい。次の10年につなげるスタートの1年としていこう」と述べた。

3月に新銀行発足15周年を迎える筑波銀行(同県土浦市)の生田雅彦頭取は「本年のえとは乙巳(きのとみ)。『努力を積み重ね物事を安定させる』という意味合いがある。今年も国内外で変化が大きい年になると思うが、努力を積み重ね、地域経済の成長へ一体となって取り組む」と意気込みを語った。

この日創立80周年を迎えた水戸信用金庫(水戸市)の飯村次男理事長は「お客さまと接する機会を増やし、職員一丸で地域の発展と夢の実現に尽力していこう」と呼びかけた。

今年創立75周年を迎える県信用組合(同)の渡辺武理事長は「本業支援・伴走支援を念頭に置き、課題解決に手を差し伸べなければならない」とし、「次の四半世紀に向けた礎を築く新たなスタートの1年とすべく、一つになって突き進もう」と役職員を鼓舞した。

■課題を克服

昨年6月に就任した関東鉄道(同県土浦市)の登嶋進社長は、新本社オフィスで就任後初の年始あいさつ。来年度スタートの中期3カ年計画に触れ、「運転士不足や燃料費の高騰など厳しい環境が続くと予想されるが、社員全員で課題を克服し、地域公共交通を守るため、新たな挑戦の期間と位置付けたい」と語った。

JAグループ茨城の八木岡努会長は「より一層の農家組合員の確保や育成、地域住民や消費者との関係性づくりを進める。職員の働く環境も整え、『育成』に力を入れたい」と抱負。結城信用金庫(同県結城市)の石塚清博理事長は「『お客さまとの接点』を維持拡大し、安定的な経営基盤を確立する」と話した。

茨城県が創業の地で非鉄金属大手JX金属(東京)の林陽一社長は「引き続き気を緩めることなく、全社一丸でさらなる改革に取り組む」と方向性を示した。



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