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《茨城っ子 バンザイ!》縄跳び日本記録 栗原三きょうだい 筑西市

ジャンプロープ日本記録保持者の(右から)栗原杏翠さん、桜渉さん、梨乃さんきょうだい=筑西市西方
ジャンプロープ日本記録保持者の(右から)栗原杏翠さん、桜渉さん、梨乃さんきょうだい=筑西市西方


■技多彩 ダイナミック

三重跳びをしながら手を交差させたり、体を回転させながら跳んだり。縄跳びでダイナミックな技を披露する3人きょうだい。茨城県筑西市立下館南中2年の栗原梨乃(りの)さん(14)、同市立大田小6年の杏翠(あず)さん(12)、同小3年の桜渉(さわ)さん(9)が熱中するのは、縄跳びを競技化したスポーツ「ジャンプロープ」だ。音楽に合わせた演技の出来栄えを競う種目や、決められた時間で何回跳べたかを競う種目、2本のロープを使うダブルダッチなどがあり、3人は個人種目または団体種目で日本記録を更新した実力の持ち主だ。

3人が競技を始めたのは、長男の杏翠さんがきっかけ。杏翠さんはもともと縄跳びが得意で「もっといろんな技がやりたい」と、4年前から千葉県柏市のクラブに通い始めた。2024年のアジア選手権では、3分間で跳んだ回数を競う種目で524回を跳び、12歳以上15歳以下の部門3位に輝いた。「記録を超えた時が一番楽しい」と笑顔を見せる。

長女の梨乃さんも杏翠さんと一緒に競技を始めた。得意とするのは、ステップを踏みながら跳ぶ動き。ダンスを習っていた時の経験を今に生かしているという。「ダンスでストレッチをしていたから体が柔らかくなり、きれいな演技ができる」と長所を語った。

次男の桜渉さんの強みはアクロバット。保育園の体操教室に通っていたこともあり、体の動かし方を感覚的につかむのが得意だという。自慢は、側転のような動きからバク宙につなげる連続技。約1年かけて練習し、習得した。「できない技ができるようになるとうれしい」とはにかんだ。

3人は今年開かれる世界選手権に向け、毎日練習に励んでいる。2月には団体戦の日本代表選考会が行われる予定だ。



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