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農園川上(東海村)干し芋日本一 水戸で審査会、51点応募 「優しい甘み」高評価 茨城

最終審査に残った干し芋の食味を審査する、タレントの橋本マナミさん(右端)ら=水戸市千波町
最終審査に残った干し芋の食味を審査する、タレントの橋本マナミさん(右端)ら=水戸市千波町
グランプリに輝き、大井川和彦知事からトロフィーを授与された、川上文隆社長=水戸市千波町
グランプリに輝き、大井川和彦知事からトロフィーを授与された、川上文隆社長=水戸市千波町


1月10日の「ほしいもの日」に、日本一のおいしい干し芋が決定した。「全国ほしいもグランプリ2025」(茨城県主催)の最終審査会と表彰式が10日、同県水戸市内のホテルで開かれた。グランプリには応募のあった全国51点の中から「干し芋農園川上」(同県東海村)が選ばれた。同グランプリ開催は初めて。茨城県の干し芋の産出額は全国シェア率の9割超を占め、地域振興への活用にも期待が高まる。

県は干し芋の魅力を消費者に伝え、消費拡大を図るため、昨年11月22日から同12月12日まで、全国から人気の高い品種「紅はるか」の平干しを募集。県内から38点、県外から13点の応募があった。

最終審査会には書類審査と品質分析を通過した15点が進んだ。審査は干し芋を5点ずつ3グループに分けて評価。タレントの橋本マナミさんや食の専門家、有識者など計5人が審査員を務め、干し芋の外観や食味を評価した。

表彰式で、大井川和彦知事が1位から3位の入賞者にトロフィーを授与した。グランプリに輝いた「干し芋農園川上」の干し芋について、審査委員長で蜜芋研究所長の岡部勝義氏は「最後の優しい甘みに感動した。次の一口が食べたくなる。素晴らしい」と高く評価した。

トロフィーを手にした川上文隆社長(41)は「まさか日本一になれるとは思わなかった。従業員やパートさんのおかげ。とてもうれしい」と笑顔を見せた。大井川知事は「『ほしいも王国』の茨城県が上位入賞しほっとした。今後も切磋琢磨(せっさたくま)し、干し芋を世界に広めていけたらいい」と総評した。

茨城県の干し芋の産出額は全国1位。全国のシェア率は9割以上を誇る。県は昨年、1月10日を「ほしいもの日」と制定し、茨城県産干し芋の認知度向上に力を入れている。

上位入賞者は次の通り。
▽2位 幸田商店(ひたちなか市)▽3位 干しいも工房しんあい農園(同)



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