次の記事:学生「驚き」「楽しみ」 安全確保策に関心も 悠仁さま 筑波大合格 茨城 

大総督 鹿島神宮初参拝 祭頭祭 本番向け「頑張りたい」 茨城

祭頭歌が響く中、本殿に向かって参進する小山郷大総督の松本奏祐ちゃん(中央)=鹿嶋市宮中
祭頭歌が響く中、本殿に向かって参進する小山郷大総督の松本奏祐ちゃん(中央)=鹿嶋市宮中


鹿島地方に春の訪れを告げる鹿島神宮(茨城県鹿嶋市宮中、東俊二郎宮司)の祭頭祭で当番字を務める同市の小山郷の大総督、松本奏祐ちゃん(5)ら祭事関係者が12日、同神宮を初参拝し、同祭の成功を祈った。

「鹿島の祭頭祭」(祭頭囃保存会編)によると、大総督は、明治以前の神仏習合の名残で、仏門に帰依した子どもを意味する「新発意(しぼち)」とも呼ばれ、5歳前後の子どもが務める。当番字では1月、家族や祭事関係者による「大総督初参拝」を実施するのが決まりとなっている。

この日は約30人が祭頭歌が響く中、傘を差しながら本殿に向かって参進した。奏祐ちゃんはやや緊張した顔つきで参拝し、本番に向け「分からないことが多いけど、頑張りたい」と意欲を示した。祭事委員長の小沢通男さん(76)は「準備を通じて地域の絆が深まっている。心を一つにして本番を迎えたい」と抱負を語った。同祭は3月9日に実施される。



最近の記事

茨城の求人情報

全国・世界のニュース