福島県いわき市の温泉施設スパリゾートハワイアンズは、2026年1月に創業60周年を迎えるのを記念して15日、通年でのキャンペーンや記念商品の販売などを実施する「ハワイアンズ還暦祭」を開始した。記者説明会で、運営会社常磐興産の関根一志社長やフラガール、ダンサーらが意気込みを語った。

前身となる「常磐ハワイアンセンター」は1966年1月15日に開業。東日本大震災やコロナ禍を乗り越えて存続し、入場者数は延べ7000万人を超える。

還暦祭では館内に60周年記念の装飾を施した。約110万円相当の特典が60万円で利用できる豪華宿泊プランを用意。記念フードやグッズを展開し、いわき市内の小学校と協力して考案したTシャツなども販売する。企画は3期に分けて実施し、思い出の写真を募集して作るモザイクアートのお披露目も予定する。60年を振り返る夜のショーの公演も始まった。

関根社長は「新しいハワイアンズに向かうスタートの年として、過去を振り返りつつ未来を見据え、これからもお客さまに支持され、100年以上続く企業となれるよう着実に歩みを進めたい」と話した。